[前回のつづき]産後うつのはじまり:行政サポートや病院
※初めに、こちらの体験談は、個人的な体験を元に投稿しております。あくまで、一個人の体験としてご覧ください。
産後2ヶ月頃、赤ちゃんの泣き声を聞き、 「怖い!私を1人にしないで」 という恐怖心と共に、パニック発作の前兆のようなドキドキとふわふわした感覚が襲ってきました。 丁度コロナ禍突入と共に私の産後うつも突入。。。 あの頃どれだけ沢山のママ達が不安に駆られていたのだろう、と想像を絶します。 実家は遠方で、両親も呼べない中、それでも遠方で結婚したての子の居ない妹に手伝いに来てもらっていました。 (妹も、世間が不安定な中良く来てくれたな、と思います。命の恩人です。)
パニック発作の症状が毎日つづく中での子育て。。。
妹に
「お姉ちゃん、絶対病院行った方が良いよ」
と背中を押されて、以前流産した際に通った心療内科に3年ぶりに診てもらうことにしました。
病院に行く当日。
平日、夫は仕事でしたし、コロナ禍で当時バスや電車を使うのもはばかれる状況。。。
タクシーを呼び、乗り込みました。
タクシーに乗り込み、出発した瞬間、家から遠ざかる事への恐怖で頭がいっぱいになりました。 「大丈夫、倒れそうになったら、そこで倒れてしまえばよい。 発作が起きたら、帰れば良い」 と自分に言い聞かせながらも、、 「家がどんどん遠ざかると、好きな時にゆっくり横になれないよ、まだ頑張らないといけないの」 という気持ちが湧いてでてきます。 車内では、不安と励ましで頭がいっぱいいっぱいでした。
そんな中、車が病院に到着します。 三年ぶりの病院。。。またここに来てしまったという気持ちでした。
診察待合室は、非常に混んでいました。
中年の男性から子を抱えたお母さんまで色々な方がいました。
暫くすると、自分の名前が呼ばれました。
診察室に入り、医師の顔を見ますと、3年前に比べて、少し疲れた感じの先生が座っていました。 (コロナ禍の不安な時期だし、、、患者さんも増えているし、、、という私の主観が大きかったのですが!)
「どうされましたか」
と聞かれ、これまでの目眩や発作の経緯を話し、先生に
「子供の泣き声を聞くと体が重くなります」
と伝えました。その瞬間、、 医師の顔が少し明るくなったような気がしました、そして、
「是非抗うつ剤を飲んでください。朝昼晩3回抗不安薬を飲むようにしてください」
といわれました。 、、、前回流産で通った際は、出勤前に抗不安薬を1錠のみ。。‼️薬増えた‼️凄いショック、、、、と思いました。
「先生いつ良くなりますか」
と聞くと、
「今はコロナもありますし、全体的に社会不安な時期でもあります。いつ良くなると明言はできません」
と言われました。
その時は、とにかく全てにネガティブでしたし不安でしたので、何て事を言うんだ、、と悲しくなりました。
今思えば、先生も無責任な回答ではなく、事実に基づき誠意をもって回答してくれたのだな、と感じています。
確かに、うつやパニック時には何かしらの希望が欲しいです。 しかしながら、希望的観測に期待して、また発作が起こった際には、より落ち込みます。 ですから、今改めて無責任に治る治る、と言われなかった事が良かったな、と感じています。
ここから、抗うつ薬と抗不安薬の投与がはじまります。
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